ごあいさつ

※リモートエイサー祭2020(9/27)開催時の内容です

この度、リモートエイサー祭を企画しました、民謡歌手の松田一利(まつだかずとし)です。


私は、エイサー所である北谷町謝苅に生まれ、旧盆になると毎年やってくる数団体の青年会をみて、夜中まで追いかけて育ちました。

実家の目の前で演舞するエイサーに目を輝かし、いつの日か自分もエイサーを演舞すると思っていた私は、16歳からずっとエイサーに青春を注いできました。

それからやく30年近く現役として関わっていましたが、去年で地謡(じかた)を引退しました。

今年は当たり前のように、地謡とは違う形で青年達のサポートをするつもりでした。

そんな私にとっては旧盆=エイサーです。

旧盆になれば当たり前のようにエイサーの道ジュネーをし、地域のおじーおばー、毎年ニコニコして楽しみにしてくださっている地元の方々、そして子供達、それが私にとっては毎年当たり前の旧盆です。

それが新型コロナウイルスの影響で当たり前のことが出来ない。

楽しみにしてくださってる、地域の方々に、エイサーを見せることができない。そう思うと心が痛みました。

今年はもうエイサーは見ることが出来ないんだと諦めていました。


私の職業は民謡歌手で県内外で音楽活動をしております。

コロナの影響で3月からイベントやらコンサートなども全部キャンセルになり、ライブツアーにも出ることができませんでした。


そんな中、ありがたいことに、ミュージックタウンで開催されるアライズ豊年祭というイベントの出演依頼がきました。

このイベントは新良幸人さん、下地勇さんが中心となり毎年行なっているイベントです。

コロナ状況下で、イベントを開催して大丈夫なのか?と思っていましたが、内容を聞けば、無観客でLive配信をするとの事!

私は「これだ!音楽Liveを配信できるのなら、エイサーだってできるんじゃないか」と思い、すぐに仲間の協力を仰ぎ、今回の「リモートエイサー祭」開催にいたりました。


なにぶん初めてなことばかりで、手探りでの開催にはなりますが、皆さんの喜ぶ顔が浮かんでくるたびに力がわき、実行委員一同頑張っております。


夏も、旧盆もすぎてしまいましたが「俺たちの旧盆はまだ終わっていない!」という気持ちが強いです。

ぜひ県内、県外、ひいては世界の皆様に気持ちを共有していただき、一緒に盛り上がっていただけたら嬉しいです。


最後に、今回はYOUTUBEで無料配信となっており、どなたでもネット環境があればご覧いただけますが、ご視聴いただき、「青年会を応援したい!」とご賛同下さった方には、青年会への活動支援のご協力をお願いしています。何卒よろしくお願い致します。


リモートエイサー祭実行委員長

松田一利